その典型的な例が、少女漫画に出てくる女の子です
今日は私の大好きな「セーラームーン」を例に見てみます

まず、目に飛び込んでくるのが、優に顔の1/3を占めている大きな目。少女漫画において、この巨大な目はお約束です。----デフォルメ①
巨大な目に関連して、目の中のお星様の数にも注目です。

こちらは、kiss meから販売されている「ヒロインメイク」のパッケージに記載されているいかにも少女漫画風の女の子の絵なのですが、
瞳の中の輝き具合が半端ないです。----デフォルメ②
次に目の大きさに対してほんの気持ち程度に書かれている小さな鼻。こんな小さな鼻でちゃんと呼吸できているのかしら...なんて質問は少女漫画界においては御法度です。----デフォルメ③
そして鼻と同様にかなり実物の物とはかけ離れ、かなり簡素化された口。唇までしっかりと書かれた少女漫画はあまり見た事がありません。----デフォルメ④
これら4つのデフォルメポイントは大体どの少女漫画にも当てはまるものだと思います。
(私はあまり少女漫画は読まないので100%当てはあるとは断言できませんが...少なくとも私が読んできた少女漫画においては)
これらから分かることとは、
必要なモノはとことん大きく、
不必要なものはとことん小さく
していくということです
つまりデフォルメです
ここでの必要なモノとは、Kawaiiの要素であり
不必要なモノとは、“人間らしさ”です
まず、目を強調するのは、今の時代の日本において、
目は出来るだけ大きい方が"Kawaii"とされているからです
そして、瞳の中のキラキラ輝いているのは、
目を大きく見せるためのテクニックであり、
これも誇張表現になります
デカ目=Kawaiiについては、こちらの記事をご参照ください
次に不必要なものとは、"人間らしさ"と書きました
人間の身体の一部って、
それだけでは可愛さは持ちません
例えどんなに"kawaii"人であっても、
その人の鼻だけとか、口だけ見ても"kawaii"とは感じられません
むしろ、私は、気持ち悪いと思います
リアルなモノってなんだか気持ちが悪いと思いませんか
次に不必要なものとは、"人間らしさ"と書きました
人間の身体の一部って、
それだけでは可愛さは持ちません
例えどんなに"kawaii"人であっても、
その人の鼻だけとか、口だけ見ても"kawaii"とは感じられません
むしろ、私は、気持ち悪いと思います
リアルなモノってなんだか気持ちが悪いと思いませんか

どうですか、この鼻達。笑
こうして鼻だけ見ると気持ち悪くないですか?
こうして、少女漫画の世界ではこのリアルな要素を最小限に抑えるべく、
鼻を口を簡素化しているのだと思います
このように、ある特定の部分を強調することによってKawaiiは作られます
※補足
私のKawaiiについての研究は、四方田犬彦先生の「かわいい」論から非常に影響を受けているのですが、その「かわいい」論においても、セーラームーンがなぜかわいいかについて述べられているので、紹介します
セーラームーンたちが戦うべき相手とは誰か。それは多くの場合、成熟した肉体をもった悪の化身としての女性である。彼女たりはセクシーで、青、赤、黄、白といった現職の皮膚と巨大な乳房をもち、(中略)一方それに対決する美少女戦士たちはというと清楚なセーラー服を身にまとい、そこからはいささかも性的なフェロモンは放出されない。彼女たちは男の子たちの眼差しのもとに、媚態としての「かわいい」のではなく、みずからが自足する構造体として「かわいい」を体現している。つまり知性、肉体、霊魂、愛情という、少女の美徳を構成する四元素と、その統合点にあるうさぎが曼茶羅に似た安定構造を形成することによって、善なるものを体現し、それゆえに「かわいい」のだ。
詳しくは、四方田犬彦先生の著書『「かわいい」論』をお読みください。Kawaiiを研究するにあたり、とても参考になるので、ぜひ読んでみてください!
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